アニメ「アルドノアゼロ」あらすじ

設定は人類が地球を飛び出し、火星に住み始めた人類と地球に住んでいる人類が戦争をする、という物語。
ただし時代設定は2014年なのでパラレルワールド的な設定。
物語は第1クールと第2クールに分かれ、第1クールでは地球が戦場となる。
そして地球の少年の界塚伊奈帆と、火星の少年スレイン・トロイヤードとの敵対を軸に描かれていく。

火星で住み始めた人類は、自分たちで国を興し、地球と敵対する勢力となった。
1999年火星が地球に宣戦布告をするも、月が砕ける大惨事が起こり、以来休戦協定が結ばれていた。
そして2014年。地球との友好を結ぶために火星の王女が地球を訪れたが、
歓迎パレードの最中にテロが起こり、生死不明となる。
火星軍はこれを機に休戦協定を破棄し、
騎士と呼ばれる軍人たちが要塞ごと地球に降下し、圧倒的武力によって地球を征服し始める。
また、王女暗殺が地球のテロ組織のせいではなく、
騎士による暗殺計画であることが明らかになっていく。
王女は生き残り、地球軍に匿われながら、火星の進撃を止めようとする。
決戦の地で、火星軍の要塞をとめることに成功するも、
その戦いの最中、王女と伊奈帆の生死は不明となる。

第2クールでは宇宙に戦いの場所を移す。
王女は火星軍に保護されていたが、意識不明のまま。
スレインは騎士として地球を脅かす存在となり、
地球軍のエースとなった伊奈帆と対峙する。
後に王女は意識を取り戻し、地球との和平を大々的に宣言することで
戦いは収束に向かっていく。
最終決戦で伊奈帆とスレインの決着もつき
スレインは地球軍の捕虜となった。

アニメ「アルドノアゼロ」感想

物語の冒頭で、これまでの戦争もの同様大人たちが死亡し、少年たちが戦場に立たなければならない展開となる。
しかし、少年たちが通常授業で戦闘訓練を受けている様が事前に描かれており、その状況に説得力がある。
カタフラフトと呼ばれる人型兵器に少年たちが乗り込むのだが、それは訓練用ロボットでしかない。
対して火星軍は圧倒的能力を持ったカタフラクトで彼らに襲いかかる。
伊奈帆はそれを冷静な判断力を元に、見事に倒していく。
この展開に爽快感があり、見ていて飽きない戦いとなる。

もう1人の主人公スレインは、幼い頃地球から火星に移り住んだのだが
火星で地球人として酷い差別を受けている。
しかし、彼は火星で親を失っており、地球に戻るところはない。
伊奈帆が彼につけた(搭乗しているカタフラクトからつけたのだが)
「コウモリ」というあだ名が、彼の存在の不安定さを物語っている。
第1クールで終わってもいい作品だったとは思うが、
スレインの居場所、
王女の地球との架け橋になるという夢
これらに決着をつけるとなると、
やはり第2クールは必要だったと思う。

火星対地球という図式で
強く描かれた嫉妬から来る差別は
これから移民を受け入れる我々にとって
関係ない問題とは言えないのではないか。